- 2007-05-26
- Game
- + 製品情報
- タイトル : 君が主で執事が俺で
- メーカー : みなとそふと
- シナリオライター : タカヒロ
- 原画家 : 白猫参謀
- 発売日 : 2007/5/26
- + 満足度
- シナリオ・構成 : A
ちょっと厚みが足りないかな、というのがプレイ後の正直な感想。そして恋愛に発展するのがどのシナリオもやや不自然。主と執事との恋愛というよりも、むしろ奉仕の延長で結ばれる形になっているのがちょっと不満でした。まぁ恐らくそれが狙いなのだろうかとは思いますが、恋愛的な要素が少ないとなかなか感情移入はできませんよね。
まぁその中でも森羅様だけは質・ボリュームともに良かったと思います。ヤマもしっかりしてました。錬が中々の男を見せたし、夢との一件に関してはちょっとクるものもありました。
- テキスト : S
シナリオの評価を十二分に補ってくれるのがこのテキスト。どのルートにおいても最高レベル。やはりゲームを進める上で「楽しさ」は重要だと改めて思いました。登場人物全て個性的でそれぞれどこかぶっ飛んでいて、彼女達との日常は堪らなく楽しいのです。また、サブキャラである大佐がいい味を出していて、彼が出てくるだけで面白いことを期待してしまいます。
更にタカヒロ氏のテキストではもはや定番となっているパロディネタ。これがまたこちらのツボを的確に突いてくる。ジャンプネタが多めですかねぇ。知っているネタがくると思わず笑ってしまいます。特にジョジョは自分が大好きな漫画なので、ネタが来る度に反応してましたw
あとは声優さんかな。皆さん演技上手いです。まぁ専門家ではないのでたいしたことは言えませんが会話のテンポのよさはテキストだけじゃ表現できませんしね。それぞれのキャラの個性を上手く表現できたのではないでしょうか。自分が特に凄いと思ったのは夢の声優さんかな。あんな風にちょっとズレてる感じにしゃべるのは難しそうです。
- グラフィック : A
原画は「姉しよシリーズ」と「つよきす」同様、白猫参謀氏ですね。作風は好みによるかなぁ。いわゆる萌え系ではないです。しかしタカヒロ氏のテキストにはこの方の絵が合ってる、というかそれ以外に想像できませんw。
- 音楽 : A
歌曲は標準かな。挿入歌のタイミングは微妙なところもありましたが、まぁ良かったんじゃないでしょうか。まぁ歌曲に比べてBGMの数がちょっと少ないかな。まぁシーンが目まぐるしく変化するようなゲームではないので当たり前かもしれませんが。
- システム・演出 : A+
いたって標準です。選択肢が少ないので余分な機能(一つ前の選択肢に戻る等)はいりませんし…。「台詞中にクリックしてもボイス継続」は自分的に好きな機能なのでちょっと評価あげますね^^
演出や特殊効果は少なかったです。
- 総評 : 88点
シナリオに関してはちょっと期待し過ぎたこともあってか微妙な評価となりました。実際は85点くらいを付けようと思っていましたが「期待し過ぎてちょっとがっかり感」に対する補正をかけてこの点数としました。しかし「つよきす」ではもうちょっとシナリオに厚みがあった気がするんだけどなぁ…やっぱ前作が名作だとどうしても比べてしまいますね。
だがしかしテキストではタカヒロ節が健在!ゲーム中に何度笑ったことか。キャラもやけに濃いし。特に大佐!このキャラはやばかった。いろんな意味でやばかった。自分にもあのスペシャルさを分けて欲しい位。
まぁこのテキストを味わえただけでプレイした価値がありました。次回作もぶっ飛んだのを期待してますよ!
- テキスト作成 : 2007/6/1 加筆修正 : 2008/7/10
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