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StarTrain / mixed-up *

 
StarTRain 通常版
+ 製品情報
タイトル : StarTrain
メーカー : mixed-up
シナリオライター : 七烏未奏
原画家 : やすゆき
発売日 : 2006/9/22
+ 満足度
シナリオ・構成 : A+

 どのシナリオも良かったけど特に奏シナリオ・七美シナリオが良かったかな。奏シナリオに関しては司(主人公)が奈美と付き合う前も後も司をずっと好きでいた唯一のヒロインってことでこの作品のメインと言っても良いと思う。いつの間にか奏を応援し、奏の「好き」が報われたとき、それまでの過程を思い出して泣きました。

 七美シナリオに関しては、七美と名が付いているけど、これはStarTRainシナリオと言っても良いのではないかと。製作者側がプレイヤーへ伝えたいことがこのシナリオにある、ということが感じられました。このシナリオでの奏の立ち位置は他ヒロインと異なり、司のことを友人以上の目で見ています。七美との別れにより苦しむ司を見守り続ける奏の姿が切なくて印象的でした。そして、「私じゃ司の恋人にはなれなかったのかな?」と問いかけるシーンで涙が溢れました。つか死んだ。マジ切ないです。こんないい子泣かせてんじゃねーよバカ氏ね。

 ラストシーンでの司は奏の再度の告白になんと答えたのでしょうか?自分は奏の今までの言動・行動が司の気持ちを動かしたと信じてます。司はこの世界が綺麗に見え始めたのでしょうか?自分がそう思えるにはまだ時間がかかりそうですwwとりあえず…神様、奏を下さい(ぇ

テキスト : A+

 自分的には読み易かったです。ただ、司の苦悩(何に悩んでいるのか)が伝わりにくかったことは否定できないかな。司のヘタレっぷりに苛ついたプレイヤーも少なからずいたのではないでしょうか。

日常シーンにおいては友人の大樹と麻衣子や担任の晃の存在が良いアクセントになっていてゲームを飽きさせなかったのが良かったです。

蓬や飛鳥との会話では色々と考えさせられることが多く、本筋のシナリオ以上に印象に残りました。

グラフィック : A

 同人時代(a profile)からの原画家さんですね。くせがあるので好き嫌いが分かれるかもしれませんが、自分的には問題無しです。いやむしろ好印象でした。表情の描写が上手く、キャラの感情がこちら側に良く伝わってきたので。

音楽 : A+

 このブランドは相変わらず音楽が良いです。特に主題歌はいつもこっちのツボを押えてくる。OPの「StarTRain」もEDの「Promised land」も素晴らしい曲です。こんなところでもa2cさんは活躍してるんですね~。

システム・演出 : A

 UIはシンプルで標準です。特に不満も無し。EDムービーは今まで見たことが無かったタイプで感動しました。

総評 : 87点

 mixed upの2作目です。1作目の「夏空少女」がとんでもない地雷ゲーだったが、「今度こそは大丈夫だろう」とメーカーを信じて購入。開始1時間後、ゲームに没頭していた俺がいました。やるじゃん!mixed up!

「別れから始まる恋愛」という珍しい切り口の物語で、キャラの個性が光る、切ないけど暖かいストーリーでした。久々に感情移入できてかなり泣けました。七美シナリオ最後の奏とのシーンは切なさ全開です。奏最高!

次回作にも期待大。mixed upさん頼みますよ~。

 
テキスト作成 : 2007/4/6 加筆修正 : 2008/7/11
 

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